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鈴土 知明
Physica A, 343, p.185 - 200, 2004/11
被引用回数:22 パーセンタイル:70.5(Physics, Multidisciplinary)本論文では、質量保存則が成り立つようにした2次元非同期セルオートマトン(CA)を提案し、それをパターン形成研究へ応用する場合のメリットについて議論した。まず、直感的な考察により、ある与えられたパターンを形成するようなCAを設計した。このCAを解析したところ、実際の化学系に近い時間発展をすることが確かめられた。また、遺伝的アルゴリズムを使って、パターンを形成するようなCAを自動的に探索することを試みた。その結果、幾つか自発的なパターン形成ダイナミクスが発見された。このテクニックは自己組織化に関するさまざまな研究に応用できる。